オヤジ臭”を絶つ!!

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2007年08月18日 紙面より転載
におい版メタボリック症候群“オヤジ臭”を絶つ!!

汗のにおいが気になる季節。だが、実は汗腺がうまく働いていれば、汗そのものがにおうことはないという。問題は、冷房などで汗腺の働きが鈍ったことによる「ベタベタ汗」。40代をすぎた働き盛り世代は、これに中高年特有の体臭「加齢臭」も加わるからやっかいだ。体臭は、心身の健康のバロメーター。生活習慣を見直して、“オヤジ臭”をモトから絶とう。



「40代以降の体臭がいやなにおいになるのは、生活習慣が原因」。体臭治療の第一人者で医学博士の五味クリニック(東京都新宿区)・五味常明院長は、そう言い切る。

体臭のモトになる大きな要因の1つは汗だが、「実は、いい汗は、サラサラしていてほとんど無臭」。ところが、運動不足や冷房の使いすぎなどで、汗腺の働きが鈍ると、「汗のタイプがかわる。ベタベタした『におう汗』になってしまう」というのだ。

暑さなどで体温が上昇すると、平熱に戻すために、血液からミネラル分と水分が体表にある汗腺に取り込まれる。通常は、体に必要なミネラル分は血液に再吸収され、水分とわずかな塩分だけが汗になるが、「汗腺の働きが低下すると、ミネラル分が再吸収されず、汗となって放出される」。血液中に含まれるミネラル分には、重炭酸やアンモニア、尿素、乳酸などにおいのあるものが多いため、これで汗ににおいが生じるのだ。

また、このミネラル分によって、「皮膚の常在菌が繁殖しやすくなる。その結果、においが強くなる」。自分の汗が「におう汗」かどうかは、赤色のリトマス試験紙を汗につければわかる。青くなれば、「におう汗」だ。

中高年世代は、このベタベタ汗に、「ロウソクや古い本、青臭いチーズのようなにおいと形容される『加齢臭』が加わる」からタチが悪い。「加齢臭」のにおいのモトは、「ノネナール」という物質。五味院長は、「『ノネナール』は、加齢や動物性脂肪のとりすぎなどで皮脂腺にたまった皮脂の一種『9−デキサヘセン酸』を、ストレスなどで体内に増加した活性酸素が酸化することで発生する。不摂生を続けると血管が詰まって動脈硬化になるのと同じことが、皮脂腺でも起こっている」と説明する。

こうした“オヤジ臭”は、いわば「体臭版メタボリックシンドローム」。単に体を清潔にするだけでは解消できない。五味院長は、40代からの体臭予防には、「いい汗がかける生活習慣を身に付けること」と日常生活の改善を強調する。

ウオーキングなどの有酸素運動を日常生活にとりいれ、「冷房の温度は外気温マイナス5度程度におさえる」。さらに、肉類や脂肪分の多い食事を控え、活性酸素を減らす働きがあるビタミンCやEなどを多く含む緑黄色野菜を積極的に食べるなど=詳細別表。

においが気になり始めたら、生活習慣病がはじまっている可能性も高い。1日も早く生活習慣を改善して、体の中からにおいのモトを絶とう。
【すぐにできる「予防法」は…】

生活習慣の改善には時間がかかる。今すぐ対策が必要という人には、スーパーや薬局などで販売しているミョウバンを使った消臭スプレーを衣類に使うのがオススメ。ミョウバンは、漬物の発色剤や麺のかんすいとして広く使われている食品添加物だ。「雑菌の繁殖を抑え、酸化還元反応やにおい成分の中和による消臭効果があります」と五味院長。作り方は簡単で、1リットルの水に20〜30グラムのミョウバンを溶かし、市販のスプレー容器に入れる。あとは、衣類にまんべんなくスプレーすればいい。「制汗剤やデオドラント剤の使用もいいですが、ミョウバンは色もなく、衣類もいためない。1袋100円〜200円程度と値段も安く、におう汗にも『加齢臭』にも効果があります」。
 
【「イメージ臭」という原因も】

「『オヤジ臭』は、何も体臭だけが原因とはかぎらない」と五味院長。あるテレビ番組で五味院長が若者とオヤジ世代をグループ分けして部屋に入れ、目隠しをした若い女性にどちらが“オヤジ臭”がするか判断させる実験をしたところ、正解は半数しかなかった。「実は『オヤジ臭』は視覚や聴覚がもたらしている“イメージ臭”でもある。例えば、食後につまようじでシーハーする、人前でも平気でゲップする、時代遅れのオヤジギャグを連発する。こうしたものも『オヤジ臭』の原因になる」。体臭がそれほどでもなくても、オヤジ臭い態度がにおいを強く感じさせるのだ。
【「重症ワキガ」は悩まず専門医へ】

ワキガの原因は、汗腺の1つ「アポクリン腺」からでる汗。においには、動物が個体の認識や仲間同士の確認、異性をひきつけるフェロモンのような働きがあるという。五味院長によると、ワキガがあるかどうかは耳の垢でわかる。「綿棒で耳の垢をとり、サラサラと乾いていれば、ワキガはない。少し湿った感じなら軽症から中等症。ネバネバして水あめのようなら重症」。中等症までなら、殺菌効果の強い消臭・除菌スプレーなどで治療するが、「重症なら『アポクリン腺』をとる手術をする。これならワキガは100%治る」と五味院長。ひとりで悩まないで専門医を受診することが大切だ。
40代からの体臭予防
(1)ウオーキングなどの有酸素運動で、日ごろから汗をかく習慣をつける=汗腺は使わないと体の中で一番機能が低下する器官。運動は抗酸化作用も促進し、「加齢臭」予防にもつながる
(2)冷房の温度は外気温マイナス5度が基本=急激な温度変化は脳を混乱させる。出入りの際は、玄関でいったん体を慣らす、木陰で休む、うちわや扇子を上手に使い、急激な温度変化をなくす
(3)食事から肉や乳製品を減らす=動物性タンパク質や脂肪を多く含む食品は皮脂の分泌が増え、においのモトに。和食がおすすめ
(4)抗酸化作用の期待できる緑黄色野菜などを多くとる=ブロッコリー、ピーマン、ホウレンソウ、トマト、ニンジン、アボカド、ウナギ、ゴマなどビタミンCやE、カロテンを多く含む食材を。緑茶のカテキンも活性酸素の攻撃をブロック
(5)ヨーグルトや大豆などで腸内環境を整える=腸内の悪玉菌は、アンモニアなどのにおい物質を発生させる。オリゴ糖を含む大豆やゴボウ、アスパラガス、タマネギなどを食べて善玉菌を増やす
(6)上手にストレスを発散する=ストレスは活性酸素を発生させる。ストレスを感じたら深呼吸。音楽を聴くなど気分転換を
(7)喫煙やお酒の飲みすぎ、睡眠不足などは禁物=生活習慣病を予防する生活はそのまま体臭予防にもつながる
(8)お風呂では湯船に入る習慣をつける=ぬるめのお湯にゆったりつかると汗腺の働きが活発になる。入浴後は、すぐに冷房のきいた部屋には入らず、うちわや扇風機を使って10分程度涼む
(9)デオドラント剤や制汗剤を上手に使う=同時に、衣類にも消臭・抗菌スプレーをかける
(10)汗をふくタオルを使い分ける=サラサラした汗は乾いたタオルで、ベタベタした汗は硬くしぼったぬれタオルを使用。水分だけでなく、塩分、ミネラル分もしっかりふき取る

posted by 加齢臭対策 加齢臭 at 09:42 @@
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